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※エロっていうかあんまりお上品じゃない
世の中には色々な性癖があって、たまに死体や無機物に欲情する人間がいる。実際にそんな人に会ったことはないけれど、まあ、いるんじゃないだろうか。そう信じざるを得ないのは、僕がその特殊な性癖の持ち主だからである。
僕は別に、亡くなった人を辱めたりだとか、汚くてくさい獣と交わろうなどという下卑た思考は持っていない。僕の愛してやまないのは、瑞々しい肌に甘さを秘めた、小さくて愛らしい「彼女」である。
夜の静寂の中、きしむ階段を下りて僕は彼女のもとへ行った。すっと戸を引くと、彼女の部屋の明かりがともった。冷えきった狭い部屋で、彼女は寝息も立てず、静かに眠っていた。彼女は死んでいるのだろうか、生きているのだろうか。僕は彼女を愛しているのに、それすらもわからない。彼女とは呼んでいるけれど、女であるかどうかもわからない。僕はそっと彼女に触れて、彼女の肌を自分の唇に引き寄せた。
きれいだ。僕はささやくように彼女に言った。彼女は何も言わない。彼女が僕に口説かれてくれることは一度だってなかった。僕はそろそろと戸を閉めて、彼女を僕の部屋へ連れ込んだ。
スタンドの明かりをつけると、彼女の鮮やかな衣装はよく目立った。僕は彼女を手に抱いたままベッドに倒れこんだ。肌を守るために塗ったらしい油を、僕は全部舐めとってやろうと思った。舌を這わせると、ほんのり苦かった。彼女はみっともなく喘ぐこともなく、ただ僕の舌に身をゆだねていた。
僕は苦いのと静かなのにだんだん飽きてきて、彼女にかみついた。赤い衣装を食いちぎってやると、彼女の白い肌が露わになった。甘い体液が僕の舌を伝って、僕の中へ入り込んでくる。ごく、と僕の咽喉が鳴った。それと同時に僕の理性が飛んで、僕は目の前の獲物を仕留めにかかった。
深く深く。奥へ奥へ。僕が彼女を食いつくしてやるんだ。酸素が彼女のからだを犯してしまう前に、彼女が白くて美しいうちに、僕が、彼女を。ぼたぼた音を立てて液体が床に落ちた。僕のか彼女のかわからない。部屋中に甘い香りが広がった。
彼女の祖先は、まさか自分たちのせいで人間が欲情に目覚めるなんて思わなかったのだろう。だからきっと、自分たちの子孫がこうして今人間に犯されている事実だって知らないのだ。彼女は禁断の果実だった。人間にとって、手にすべきでない存在だった。だけど僕は今、彼女を貪っている。僕は最高の背徳感と興奮を感じながら、最後のひとくちを口に含んだ。
僕は、芯だって残してやらなかった。甘くなくなったって彼女は彼女なのだから、ぜんぶ食いつくしてやろうと思った。種を奥歯でかみくだく。吐きそうな苦みを感じながら、僕は口内に残る彼女の甘美な香りに酔っていた。べたつく口の周りをシーツでぬぐいながら、僕はへただけになった彼女を見つめていた。
――どうせなら、最後まで。僕は彼女のへたをつまむと口の中へ放り込んだ。木の味がした。木なんて食べたことはないけれど、きっとこんな味なのだろう。彼女の長いへたを舌の上で転がしながら、再び階段を下りる。木の味に耐えられなくなった僕は、りんごのへたをぺっと三角コーナーに吐きすてて、ほてった体を冷ますように水を流し込んだ。
昨年のちょうど今頃の俺「林檎ってエロくね?」
→文学部の先輩がそれに影響を受けて悪乗りでそれっぽい小説を書く
→久しぶりに俺がそれを読む
→風呂に入る
→何か思いつく
なんというネタバレタイトルなのだろう。
うん、「彼女」とは、林檎のことです。俺は自慢じゃないが林檎に欲情したことがある。
お耽美な文章を目指していたら迷子になった。林檎食べたい。性的な意味じゃなくて。
最後の文章は三角コーナーに吐き捨てて終わらせたかったのだけど、主人公の部屋に流しがないことに気づいて急遽変更。
ていうかこれ無理に自分の部屋に行かせなくてもよかったんじゃね?
あとで書き直すか。
そんな俺ですが今日は試験前日。
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プロフィール
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●GIDとTGを行ったり来たりしているセクマイです。
●性癖と思考が偏っています。
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・Sound Horizon / ZABADAK / Serani Poji
・ヤンデレ彼女 / HELL HELL / ボールルームへようこそ / 四月は君の嘘
・アイマス / モバマス
・イケメン女子
・制服
●経歴とか
・現在ニート
・チビハゲブサイクの三重苦
・ぼっち
・マニアック戦隊まにれんじゃー 紫パープル
・創作戦隊ブンガクジャー
ブンガクダークブルー(引退)
・奇想戦隊ストレンジャー
ストレンジムラサキ
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