部屋が汚い。
すっごく汚い。
嫌になるくらい汚い。
これでもかってくらい汚い。
本気で本当に、死ぬほど汚い。

さっき、死ぬかと思ったんだよ。


モノがクソ多いんだ。
捨てるに捨てられない面倒な性格なんだ。
３年前に届いたのはいいけど開封すらしてない通信教育の教材とか、他人様から見ればゴミのよなでも大切な人が折ってくれた小さい折り紙とか、ざっと1000枚くらいあるであろういるのかいらんのか分からんプリントやチラシや裏紙とか。

整理が出来ないんだ。
掃除は好きだけど、整理整頓って出来ないんだ。
何しろ量が多すぎて、鬱になるんだ。

まず、モノの量が多くて絶望するだろ。
次に、何でこんなことになってるのか途方に暮れるだろ。
そして、こうなるまで放置してた己の駄目さを嘆くだろ。
ついでに、これは果たしていつかは片付け終わるのかという先の見えない不安に駆られるだろ。
そんでもって、死ぬまで片付けする羽目になるんじゃないかとか或いは死んでも終わらなくてこの汚い部屋でひっそり息を引き取るんじゃないかと
いういらん妄想に陥って、鬱になる。

ほんとにあれは鬱になる。
或いは、希死年慮に襲われる。

自分の部屋がまさか殺人兵器になるとは思わなんだ。

ついでに窓がきたないんだ。
しかし掃除出来ないんだ、なんてったってマンションの５階だ。うっかりすると死ぬ。
そんでもって俺の窓掃除したい衝動はどちらかと言うと生理的欲求に分類されるからめんどくせえんだ。


うん、今日はもう暗いから。俺の部屋今電気つかんから。
明日早起きして午前中には終わらせてやる。