いい加減に終わらせたいのに５に突入だよ！
　
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　別に過去のものは見なくてもいい。ネタバレ（？）になるだけだから。



　
　なんやかんや言いつつ、笑いながらみんなでゆっくり食べ進めていきます。

　というか、笑ってごまかさないと食えません。

　
　でも、やっぱり合うのはチーズです。
　北欧の産物。北だけじゃないけど。

　パンに大量のクリームチーズやサワークリームを乗せて、
　あとはトマトやジャガイモなんかと一緒に挟んでシュールを食べます。

　付け合わせとシュール自身の割合は、まあ７：３か８：２。

　そのくらいしないと食えない。願わくば、９：１くらいを希望。


　しかも、朝から散々「逃げる！」と騒いでいた輸入者さんは、
　醗酵した魚が食えないそうで。

　そのため、におい消しに付け合わせを大量消費。

　で、周りが散々「お前も食え！」というもんだから、仕方なく食べたら

　ものすごくむせた。　一同心配。

　まあ、あの状況は食べざるを得ないけどね…




　で、付け合わせパカパカ食ってるもんだから、

　途中でパンが足りなくなった。
　
　ちなみに、パン持ってきてるのは俺と主催者だけ。
　
　他にもクラッカーとかあったけど、パンのように挟めないのがキツイ…！

　
　一応、大量に茹でといた（チンしておいた）芋とかのおかげで、乗り切れました。
　
　

　あとは、もふもふや母さんが１リットルの牛乳をパックごと分けて飲んだり、
　写真撮ったりとワイワイ。

　ワイワイして気を紛らわさないと臭くて死にそうなんだよ！

　
　で、　「後どんくらい残ってる？」
　「んー、１０切れくらい」

　……１０切れだと！？

　これだけ時間掛かってるのに、全然減ってないではないか！！

　ちなみに、もふもふと母さんは３切れ、
　その他は２切れ、
　俺は１切れ半（食いかけ）、
　主催者は「３口」だそうで。


　あー、俺のヘタレ……！
　でも、食えないもんは食えないんだよ！


　だって俺、理科の実験で硫黄と鉄化合させたとき
　最初っからベランダ避難してクラスのか弱い女子と、くさいねぇと言う話をしてたんだぞ！
　
　そんで授業終わってもベランダで深呼吸してて教室のカギ持ってるの忘れてて
　主催者にえらい怒られた記憶があんだぞ！

　俺は鼻が利くんだ、一般人の比じゃねえ！！
　みんなそれ知ってるのに、参加させるなあああ!!!!!

　後悔は先に立ちません。



　
　で、残ったものをどうするか。

　俺が３切れ目を食い終わったところでそんな話になりました。

　みんなもうそんな体力残ってません。
　
　一人無謀に食おうとするやつもいましたが、身の安全のためやめさせられました。

　
　食べ物を捨てるというのは、非常に心苦しいものです。

　おさかなさんの命も無駄になってしまいます。

　さっき、目の前でカモメに死なれて、命ってこういうものなんだと思わされました。

　
　しかし、これは俺らにとっては食いもんじゃない。

　おさかなさんの命？んなの知ったこっちゃねえ！　
　それがおさかなさんの運命なんだよ！
　　モ　イ　ラ　
　Μοιραがさだめたんだよ！　

　
　本当にごめんなさい。もうこんなことしません。（てか多分出来ない）
　これから私、食べ物無駄にするような、命を粗末にするようなことは決していたしません。

　だから勘弁して下さい。

　そのまんま捨てるのは周りにも迷惑なので、
　反省の念を込めて、不思議ちゃんと深い深い穴を掘りました。

　つまるところ、シュールを埋めます。

　ふっかい穴です。

　掘ります。すごく掘ります。そして両方とも半袖で素手です。

　「いい加減もうよくね？」と言われましたが、掘ります。

　大根様がお水を持ってきて土をとかしてくれたので、掘ります。

　そしたら、カル村の穴掘り本能が出ました。（犬か

　そこに穴がある限り、掘ります。

　「いい加減にしろ！掘っても掘っても砂ばかりだろお前ら！」
　早くシュール埋めたい主催者。

　で、歌い出します。
　「そーれでもー　私はぁ掘るだろーう♪
　　そこぉにあぁなが～あぁ～あぁるかーぎりぃいい!!!」

　村崎としては、母さんにエイレーネやってほしかった。

　母さんがエイレーネやってくれなかったのでまだ掘る。

　「もう終わりにしろ!!!今歌終わったろ!!!!もうお前らたからもん掘りだしたろぉおお!!!!!」

　いい加減主催者が可哀想なのでやめておきました。


　で、少年が牛乳漬けになったシュールの皿を持ってきました。

　当初は汁だけのつもりだったのだが、何故か全部具もこぼそうとする。
　そして周りに怒られる。

　大根様が「知り合いのとこ持ってっていいか聞いてみる」と言って電話。
　いや、ダメだと思うよ…。
　そして留守電だった。助かったね知り合いさん。

　その後も、誰かにやるとかそんな話をしていたが、結局埋めることにした。

　
　そして、いつまでたってもこのにおいには慣れない……くさいよぅ…


　埋めます。少年が。

　皿から中身流してさっさと埋めたいところなのに、

　何故かその紙皿でフタをしようとする。

　大怒られ。

　で、どうにか埋めました。

　相当深く穴作ったつもりだが、誰も掘り返さないことを祈る。


　
　そのあとは、自分たちについたにおいが消えるまで海で遊ぶ。

　潮風吹いてるし、砂いじってると結構におい取れるもんです。
　鼻に残ってるにおいはとれませんが…。

　

　こっから先は写真ばっかです。
　容量でかいかも。


　　　食いもんに日が当たらないよう傘をさす主催者。


　　主催者そっちのけで遊んでるみなさま。


　　　これは…何してるんだろう…


　　残ってる付け合わせの処理。というか食ってる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　芋とか茹で卵とか。